SAVOR JAPAN とは

海外における日本食・食文化に対する関心は、「和食」のユネスコ無形文化遺産登録、ミラノ国際博覧会等を通じて近年大きく高まっており、日本を訪れて「本場の日本食」を体験したいという外国人のニーズも高まっています。また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会も見据え、地域の食と、それを生み出す農林水産業を核として訪日外国人を中心とした観光客の誘致を図る地域での取組を「食と農の景勝地」として認定する制度を平成28年度に創設しました。

全国から公募したところ、平成28年度には、十勝地域(北海道)、一関市・平泉町(岩手県)、山形県鶴岡市(山形県)、下呂市馬瀬地域(岐阜県)、にし阿波地域(徳島県)の5地域が、平成29年度には、大館地域(秋田県)、会津若松市(福島県)、浜松・浜名湖地域(静岡県)、十日町市(新潟県)、小浜市(福井県)、小松市(石川県)、京都府北部地域(京都府)、紀の川市(和歌山県)、さぬき地域(香川県)、高千穂郷・椎葉山地域(宮崎県)の10地域が認定されました。

平成29年度より、訪日外国人旅行者の観光需要を国産農林水産物・食品の需要拡大及び農山漁村の所得の向上に繋げ、農山漁村における「農泊」を強力に後押しするため、制度名称を「農泊 食文化海外発信地域」と変更しました。SAVOR JAPANブランドで我が国が誇る農山漁村の食の魅力を世界に向けて強力かつ一体的に発信します。

日本地図

取組要件をすべて満たした取組計画の中で、特に優れた取組計画について、農林水産大臣がSAVOR JAPANとして認定します。

日本地図

取り組み要件

1 ビジョン・目標に関する事項
訪日外国人旅行者として来訪が見込まれる国・地域別の旅行者数、推奨すべき訪問 先のルートの設定、受入施設の整備等について、明確なビジョン・目標を設定してい ること。
2 地域の課題に関する事項
取組を進めるに当たっての地域の課題(農林水産業の振興をはじめとする地域の総合的な振興、宿泊施設及び飲食施設との連携、鳥獣害対策との連携、景観や環境保護 との連携、地域の食文化の継承や食育との連携等)を明らかにするとともに、その解決に向けた方策及びこれに必要な経済活動(稼ぐ力、農山漁村振興交付金等の活用、民間資金の活用等)の方針を示すこと。
3 地域の食に関する事項
当該地域に特有で、伝統的に供されている料理が存在すること。
4 地域の農林水産業に関する事項
当該地域の食に必要となる農林水産物を生産する農林水産業が営まれていること。
5 地域の食と関連性のある地域資源に関する事項
当該地域の食や農林水産業との関連が説明できる文化、伝統工芸、芸術、自然、景観、伝承、生物等の地域資源が地域に存在すること。
6 地域の食と農林水産業に係るストーリーに関する事項
当該地域の食や農林水産業と関連性のある地域資源との関係が、当該地域に特有の歴史的なストーリーとして説明できること。
7 地理的範囲に関する事項
一の市町村の区域又は地理的、地縁的、文化的条件に一体性のある複数の市町村の区域を、地域の範囲として設定すること。
8 マネジメントに関する事項
  • 実行組織
    • 第5の1の取組計画に記載された取組の実行組織においては、次に掲げる要件のいずれかを満たすこと。
      a)法人格を有していること又は当該年度内に法人格の取得が見込まれること。
      b)実行組織の中核となる民間組織が法人格を有していること又はその民間組織による当該年度内の法人格の取得が見込まれること。
    • 実行組織の構成員(※1)には地方公共団体が含まれていることが望ましい。
      ※1 農業協同組合、漁業協同組合、観光協会、旅行業者、旅客業者、商工会議所、商工会、大学等の研究機関、博物館、料理学校、飲食店、宿泊施設、 土産店、料理人、アドバイザー等を想定
  • 品質の維持・向上を確保するための体制
    第5の1の取組計画に掲げる事項について、その品質の維持及び向上を図るための取組状況のフォローアップや改善を実施する体制が整っていること。
  • 人材の育成及び確保
    • 持続的に取組を実施するための人材の育成及び確保について、女性やシニア世代の活用を含め、計画的に取り組んでいること。
    • 本地域の核である地域の食や農林水産業を、次世代に継承していくための方策に計画的に取り組んでいること。
9 インフラ等受入環境の整備に関する事項
  • 訪日外国人旅行者を呼び込むための飲食施設、観光施設、宿泊施設等の整備を計画的に行うこと。
  • 訪日外国人旅行者が旅行しやすい環境(多言語での観光案内・メニュー表示、Wi-Fi環境、トイレ、域内交通機関等)の整備を計画的に行うこと。

SAVOR JAPAN推進協議会

SAVOR JAPAN推進協議会は、より多くの訪日外国人旅行者に認定地域を訪れていただけるよう、地域の取組の品質改善や勉強会の開催、地域の課題やニーズに応じた有識者の派遣、ネットワーク構築を通じた交流促進等により、取組全体のレベルアップのためのサポートを行います。また、SAVOR JAPANに関する戦略的かつ一体的な情報発信を通じて、対外的な情報発信力・訴求力を高めることにより、SAVOR JAPANブランド力を高めていきます。