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山奥の傾斜畑が生んだ郷土食「そば米雑炊」を味わい、日本の歴史を想う

地域:にし阿波地域 / 徳島

はじめて訪れた方なら、思わず「 Wow!」と叫んでしまいそうになる!?
緑豊かな山々が織り成す壮大な景色がとても素晴らしく
山間の急峻な斜面にひっそりとたたずむ民家や畑がある景観は
日本の中でも「秘境」と呼ぶにふさわしいワイルドな場所。
今回は、徳島県「にし阿波地域」を舞台に、山深いこの地に古くから伝わる独特の郷土料理「そば米雑炊」をご紹介します。
日本の歴史を語る上で重要な出来事も、この料理が生まれた背景にあるそうですよ。

平家伝説が残る地で味わう「そば米雑炊」

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「にし阿波地域」は、四国の中央部に位置します。
大歩危峡(おおぼけきょう)や四国第二の高峰・剣山といった豊かな自然がある場所で、都会と比べ交通のアクセスは決して良いとは言えませんが、だからこそ日本の昔ながらの風景が今なお残っています。

見てください、この景色。

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そんな山深いエリアには、日本の歴史の中でもとても有名な「源平の合戦」にまつわるエピソードが残っています。
「源平の合戦」とは、約850年前に源氏と平家が当時の日本の覇権を巡って行った戦いで、敗れた平家の落ち武者がこの地まで逃げ延び、ひっそりと身を潜めて暮らしていたと言われています。
今回ご紹介する「そば米雑炊」は、平家の落ち武者が都を偲んで作ったのがはじまりなのだとか。
そんなエピソードを聞きながらいただくと、より一層味わい深いものになりますよね。

優しく素朴な味を、ゆっくり楽しむ

・・・ということで、さっそくいただきましょう。
訪れたのは三好市東祖谷(ひがしいや)エリア。山と川が織りなす絶景の中に、何店か「そば米雑炊」をメニューとして出しているお店があります。
今回は、そば打ち体験もできる「そば道場」に伺いました。

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そもそも「そば米」とは、そばの実をゆでてから乾燥させ、皮を取り除いたものを指すそうです。
それをだし汁で煮た雑炊が「そば米雑炊」です。

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日本の食卓の定番「お味噌汁」とはまた違った、優しい味。
「そば米」はプチプチとした食感で、お汁と合わせてサラサラと食べることができます。

また、日本ではそばを麺で食べることが多いので、こちらもセットで頼んでみました。

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夏はさっぱりして食べやすく、寒い時期は体の芯から温まります。
優しいスープの味も、ホッと一息つけて長旅の疲れを癒すにはぴったりですね!
他にも、この地在来のじゃがいも、こんにゃく、岩のように固い豆腐を串に刺して囲炉裏で焼く「でこまわし」など、「にし阿波地域」ならではの料理も時間があれば味わってみてください。

ワイルドな急斜面の畑でできる雑穀

「にし阿波地域」の山間の険しい傾斜畑では、いろいろな雑穀が栽培されています
中でも、日本人の主食である米のとれなかったこの地では、そばが主食として作られてきたそうです。

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高い山々に囲まれた祖谷地方。
「平家伝説」が残るこの地で季節を問わずに親しまれている一品「そば米雑炊」を、ぜひ現地で味わってみませんか?
ゆっくり流れる時間の中で食べる郷土料理は絶品ですよ。

お問い合わせ先

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名前一般社団法人そらの郷
TEL0883-76-0713
URL http://nishi-awa.jp/