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世界が認める鶴岡の食文化。在来作物を生かした料理に舌鼓

地域:

2014年12月、日本で唯一の「ユネスコ食文化創造都市」として認定を受けた山形県鶴岡市。 日本有数の穀倉地帯という特長に加え、日本海に面していることから、海の幸も豊富。世界の食通たちの舌を魅了し続けているエリアです。 ここで採れる豊かな食材は、郷土料理やイタリアンなどで楽しむことができ、魅力もさまざま。世界に注目される食の理想郷「鶴岡」をご紹介します。

豊かな在来作物と海産物

日本屈指の修験道の霊山「出羽三山」から広がる庄内平野は、日本有数の豊かな穀倉地帯。 先人たちから受け継いできた在来作物の種類は、50以上にものぼるそうです。 例えば、枝豆のブランドと言われる「だだちゃ豆」。枝豆の中でも特にうまみや甘みがあり、一部の地域で採れたものだけがその名前を使用できる貴重な品種です。

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他にも、独特な焼畑農法で作られる「温海かぶ」や、日本一美しいと言われるブランド米「つや姫」も、ここ鶴岡市から誕生しています。 また、庄内平野の西側には日本海があり、対馬暖流の影響で豊富な海産物が水揚げされます。

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鼠ヶ関で捕れる大ぶりな「岩牡蠣」や、柔らかくて味わいのある「イカ」、冬の風物詩「ハタハタ」、「寒鱈」などは、鶴岡市ならではの海の食材です。 こうした四季折々の食材は、郷土料理や祭りで振る舞われる行事食などに用いられることで、各家庭に伝承。出羽三山の山岳信仰に基づく精進料理などの独特の食文化を形成してきたそうです。

海産物と在来作物を活かしたイタリアン

ユネスコ食文化創造都市に登録された後、世界の人々を驚かせたのが、鶴岡市の在来作物を生かしたイタリアンです。 イタリア・ミラノ国際博覧会で披露された「だだちゃ豆リゾット」は、本場イタリアの人々も目からうろこの味わいで、鶴岡市の在来作物が世界に認められた瞬間となりました。 「だだちゃ豆リゾット」を披露したのは、地元イタリア料理店「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ奥田政行さん。

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日本における“地産地消レストラン”の第一人者です。 本来、イタリアンは本場の水分の少ない野菜を使った調理法がメインです。一方で、鶴岡市の在来作物は瑞々しく、旨味を含んだ水分が溢れています。その特徴ある味わいを生かし、地元の食材を世界に発信した奥田さん。欠点を長所に変える方法をひとつひとつ見出しメニューを作っていくことは、シェフにとっても鶴岡市にとっても大きなチャレンジを意味していたそうです。

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また、日本海で水揚げされる新鮮な海産物は、地中海にも引けをとらない種類の豊富さ。イタリアンのバリエーションにも十分応えられる四季折々の魚介類は、地産地消イタリアンを提供する上で必要不可欠な存在となっています。 世界に通用する鶴岡市の地産地消イタリアンと、発信力のある地元シェフの存在は、日本の新しい食文化の創造に大きな役割を果たしているといえるのではないでしょうか。

食の理想郷は次のステップへ

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在来作物を途絶えさせることなく、海洋資源も守りながら今に残してきた市民のたゆまぬ努力が、食の街「鶴岡」を創造したといっても過言ではありません。 そして、鶴岡市が掲げる理念「食の理想郷」は、次のステップへと進んでいます。 食文化の体験と学習を目的とした「鶴岡ツーリズム」は、春は孟宗(もうそうと呼ばれるタケノコ)堀り、夏はだだちゃ豆の収穫、秋は赤かぶの収穫と漬物づくりなど、鶴岡市ならではの新しいインバウンド観光振興として取り組みがスタート。 食の祭典「鶴岡ガストロノミー・フィールド・ミュージアム」は、2020年の東京オリンピックに合わせて初開催が予定されています。 世界の食通が舌鼓を打つ食の理想郷「山形県鶴岡市」、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先

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名前鶴岡食文化創造都市推進協議会
TEL0235-25-2111
URL http://www.creative-tsuruoka.jp