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もち食文化を肌で感じる「もちつき」と「もち本膳」体験

地域:

ペッタン、ペッタン、ペッタンコ 勢いよく杵(きね)を振り上げ、臼に入ったもち米をつく。 心地よい音と共に、どんどん形になっていく、おもち。 日本の伝統行事として見応え抜群な「もちつき」は、見るだけでも楽しいのですが、東北の一関市・平泉町エリアでは、実際にその「もちつき」を体験することもできます。 さらに、この地はもち料理の多さから「日本一のもち処」と言われ、江戸時代から続く「もち食文化」が今なお残っていて、伝統ある「もち本膳」などのもち料理を味わうこともできます。 そんな一関市・平泉町エリアの「もち食文化」を肌で感じる体験をご紹介します。

日本独特の風習「もちつき」体験

一関市・平泉町では、もちをついて客人に振る舞う習慣が、今なお色濃く残っています。 古くから、お腹いっぱいにもちを食べてもらうことが、最高のおもてなしとされているそうです。 「もちつき」は客人への歓迎の証! この地を訪れた者としては、なんだか嬉しくなりますね。 そして、日本に来たからには実際にもち作りを体験してみたいと思いませんか? 今回訪れたのは、世嬉の一(せきのいち)酒造。 江戸時代から続く由緒ある蔵元で、日本酒やビールなどを作っています。 敷地内にはもち料理を振る舞うレストランがあり、もちつき体験も予約できます。

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さっそく「もちつき」をはじめましょう! 「もちつき」は、蒸したもち米を木製の臼に入れ、千本杵(せんぼんぎね)という棒状の道具で、力強くもち米をついていきます。 もち米は、つくと粘り気がでてくるので、けっこうな力作業。 でも、次第に「合いの手」とつくタイミングがあっていくと、とても楽しくなります。 この「合いの手」と呼ばれる人。 杵を振り上げている間にもち米の中へ手を入れ、素早くもちを返す作業を行います。もちつきには欠かせない存在。その一連の流れはまさに職人技なんです!

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臼や杵にもちがくっつかないように、様子を見ながら手に水をつけて、もちの水加減を調整することも「合いの手」の大事な役割とのこと。 この地域に古くから伝わる「もちつき唄」を歌いながら行う光景は、とてもユニークでした。

最高のおもてなし料理「もち本膳」を味わう

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もちつきを体験したら、やはり「もち料理」も食べてみたいですよね。 一関市・平泉町ならではのもち食文化は、伊達藩を源流としているそうです。 そうした歴史を感じながら味わうもち料理はいかがでしょうか? 仙台藩祖・伊達政宗公が取り入れた「もち本膳」は、ご飯の代わりに、もちを使って本膳とするご祝儀膳。冠婚葬祭などのあらたまった席(ハレの席)に供される、最高のおもてなし料理として今に伝わっているそうです。 また、作法や食べ方にも決まりがあるとのこと。 まず、「おとりもち」と呼ばれる進行役に正式な作法を教わりながらいただきます。

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「もち本膳」は一汁三菜が基本の4種類のもち料理。

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香の物、大根おろしが添えられた漆塗りのお膳には、あんこもちのお椀や変わりもち(くるみもち、ごまもちなど)、そして具だくさんのお雑煮椀が並びます。 見た目もとってもきれいですよね。 真ん中にあるのは沢庵。日本では一般的な大根の漬物です。 沢庵は好きな時に食べてよいのですが、必ずひと切れ残しておき、もちを食べ終えたら、お椀を沢庵でぬぐってきれいにするなど独特の作法があります。

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食べるとこのように伸び、甘いものにも、さっぱりした惣菜にも合うのがおもちの特徴です。 お米が原料なので、全部食べるとお腹もいっぱいになります。

もちはコミュニケーションの手段の1つ

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一関市・平泉町には、「もち暦」といわれる、もちをついて食べるための暦があるほど。暦によれば、もちを食べる回数は、年間60日以上にものぼるそうです。 ことあるごとにもちをつく習慣は、家族間のふれあいや地域とのつながりを深めるための、重要なコミュニケーションのひとつとして、役割を果たしてきたとのこと。 この地を訪れた際は、地域を知るきっかけとして「もちつき」と「もち本膳」を体験してみてはいかがでしょうか?

お問い合わせ先

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名前一般社団法人一関観光協会
TEL0191-23-2350
URL http://www.ichitabi.jp/